2017 年 1 月 3 日公開 | 2017 年 2 月 2 日更新
Android のセキュリティに関する公開情報には、Android デバイスに影響を与えるセキュリティの脆弱性の詳細を掲載しています。情報の公開に伴い、Google デバイスに対するセキュリティ アップデートを無線(OTA)アップデートで配信しました。Google デバイスのファームウェア イメージも Google デベロッパー サイトでリリースしています。2017 年 1 月 5 日以降のセキュリティ パッチレベルでは、下記のすべての問題に対処しています。デバイスのセキュリティ パッチレベルを確認する方法については、Pixel と Nexus のアップデート スケジュールに関するページをご覧ください。
パートナーには、この公開情報に記載の問題について 2016 年 12 月 5 日までに通知済みです。Android オープンソース プロジェクト(AOSP)リポジトリに、下記の問題に対するソースコードのパッチをリリースしています。また、この公開情報では、これらのパッチへのリンクに加え、AOSP 以外のパッチへのリンクも掲載しています。
下記の問題のうち最も重大度の高いものは、標的のデバイスでメディア ファイルが処理される際に、メール、ウェブ閲覧、MMS などの多様な手法でリモートコード実行を引き起こすおそれのある重大なセキュリティの脆弱性です。重大度の評価は、標的のデバイス上でその脆弱性が悪用された場合の影響に基づくもので、プラットフォームやサービスでのリスク軽減策が開発目的または不正な回避により無効となっていることを前提としています。
この新たに報告された問題によって実際のユーザー デバイスが不正使用された報告はありません。Android セキュリティ プラットフォームの保護や SafetyNet のようなサービスの保護について詳しくは、Android と Google サービスでのリスク軽減策をご覧ください。こうした保護により、Android プラットフォームのセキュリティが改善されます。
ご利用のデバイスにこのアップデートを適用することをすべてのユーザーにおすすめします。
お知らせ
- この公開情報では、2 つのセキュリティ パッチレベル文字列を定義しています。これは、すべての Android デバイスに共通する一部の脆弱性を、Android パートナーが迅速かつ柔軟に修正できるようにするためです。詳しくは、一般的な質問と回答をご覧ください。
- 2017-01-01: 部分的に対処したセキュリティ パッチレベル文字列。このセキュリティ パッチレベル文字列は、2017-01-01(およびそれ以前のすべてのセキュリティ パッチレベル文字列)に関連するすべての問題に対処していることを示します。
- 2017-01-05: 完全に対処したセキュリティ パッチレベル文字列。このセキュリティ パッチレベル文字列は、2017-01-01 と 2017-01-05(およびそれ以前のすべてのセキュリティ パッチレベル文字列)に関連するすべての問題に対処していることを示します。
- サポート対象の Google デバイスには、2017 年 1 月 5 日のセキュリティ パッチレベルのアップデート 1 件が OTA で配信されます。
セキュリティの脆弱性の概要
下記の表に、セキュリティの脆弱性、その共通脆弱性識別子(CVE)、重大度の判定、Google デバイスへの影響があるかどうかの一覧を示します。重大度の評価は、標的のデバイスでその脆弱性が悪用された場合の影響に基づいています。プラットフォームやサービスでのリスク軽減策が、開発目的または不正な回避策により無効となっていると仮定しています。
Android と Google サービスでのリスク軽減策
ここでは、Android セキュリティ プラットフォームの保護と SafetyNet のようなサービスの保護によるリスクの軽減について概説します。こうした機能は、Android でセキュリティの脆弱性が悪用される可能性を減らします。
- Android プラットフォームはバージョンが更新されるたびに改善・強化されており、悪用されて Android 上で問題が多発する可能性はますます低くなっています。Google では、すべてのユーザーに対し、できる限り最新バージョンの Android に更新することをおすすめしています。
- Android セキュリティ チームは、「アプリの確認」や SafetyNet によって脆弱性の悪用を積極的に監視しており、有害な可能性があるアプリについてユーザーに警告しています。「アプリの確認」は、Google モバイル サービスを搭載したデバイスではデフォルトで有効になっており、Google Play 以外からアプリをインストールするユーザーにとっては特に重要です。デバイスの root 権限を取得するツールは Google Play では禁止されていますが、「アプリの確認」によって検出された root 権限取得アプリをユーザーがインストールしようとすると、アプリの入手元に関係なくユーザーに警告します。また、「アプリの確認」では、悪意のある既知のアプリで権限昇格の脆弱性が悪用されないように、そのようなアプリのインストールを見つけて阻止します。こうしたアプリがすでにインストールされている場合は、ユーザーに通知して、検出されたアプリの削除を試みます。
- Google ハングアウトやメッセンジャーのアプリでは状況を適宜判断し、メディアサーバーなどのプロセスに自動的にメディアを渡すことはありません。
謝辞
調査にご協力くださった下記の皆様方に感謝いたします(敬称略)。
- Alexandru Blanda: CVE-2017-0390
- Copperhead Security の Daniel Micay: CVE-2017-0397
- Tencent Xuanwu Lab の Daxing Guo(@freener0): CVE-2017-0386
- derrek(@derrekr6): CVE-2017-0392
- Tencent KeenLab(@keen_lab)の Di Shen(@returnsme): CVE-2016-8412、CVE-2016-8444、CVE-2016-8427、CVE-2017-0403
- UC Santa Barbara Shellphish Grill Team の donfos(Aravind Machiry): CVE-2016-8448、CVE-2016-8470、CVE-2016-8471、CVE-2016-8472
- MS509Team の En He(@heeeeen4x): CVE-2017-0394
- Qihoo 360 Technology Co. Ltd. IceSword Lab の Gengjia Chen(@chengjia4574)、pjf: CVE-2016-8464
- Google WebM チーム: CVE-2017-0393
- Qihoo 360 Technology Co. Ltd. Alpha Team の Guang Gong(龚广)(@oldfresher): CVE-2017-0387
- Qihoo 360 Technology Co. Ltd. Alpha Team の Hao Chen、Guang Gong: CVE-2016-8415、CVE-2016-8454、CVE-2016-8455、CVE-2016-8456、CVE-2016-8457、CVE-2016-8465
- Qihoo 360 IceSword Lab の Jianqiang Zhao(@jianqiangzhao)、pjf: CVE-2016-8475
- Jon Sawyer(@jcase)、Sean Beaupre(@firewaterdevs): CVE-2016-8462
- Jon Sawyer(@jcase)、Sean Beaupre(@firewaterdevs)、Ben Actis(@Ben_RA): CVE-2016-8461
- C0RE Team の Mingjian Zhou(@Mingjian_Zhou)、Yuqi Lu(@nikos233)、Chiachih Wu(@chiachih_wu)、Xuxian Jiang: CVE-2017-0383
- Monk Avel: CVE-2017-0396、CVE-2017-0399
- Trend Micro の Peter Pi(@heisecode): CVE-2016-8469、CVE-2016-8424、CVE-2016-8428、CVE-2016-8429、CVE-2016-8460、CVE-2016-8473、CVE-2016-8474
- Tencent KeenLab(腾讯科恩实验室)の Qidan He(何淇丹)(@flanker_hqd): CVE-2017-0382
- IBM Security X-Force の Roee Hay と Michael Goberman: CVE-2016-8467
- Trend Micro Mobile Threat Research Team の Seven Shen(@lingtongshen): CVE-2016-8466
- Stephen Morrow: CVE-2017-0389
- Trend Micro Mobile Threat Research Team の V.E.O(@VYSEa): CVE-2017-0381
- Alibaba Inc. の Weichao Sun(@sunblate): CVE-2017-0391
- C0RE Team の Wenke Dou、Chiachih Wu(@chiachih_wu)、Xuxian Jiang: CVE-2017-0402、CVE-2017-0398
- C0RE Team の Wenke Dou、Hanxiang Wen、Chiachih Wu(@chiachih_wu)、Xuxian Jiang: CVE-2017-0400
- C0RE Team の Wenke Dou、Hongli Han、Chiachih Wu(@chiachih_wu)、Xuxian Jiang: CVE-2017-0384、CVE-2017-0385
- C0RE Team の Wenke Dou、Yuqi Lu(@nikos233)、Chiachih Wu(@chiachih_wu)、Xuxian Jiang: CVE-2017-0401
- C0RE Team の Yao Jun、Yuan-Tsung Lo、Chiachih Wu(@chiachih_wu)、Xuxian Jiang: CVE-2016-8431、CVE-2016-8432、CVE-2016-8435
- Alibaba Inc. の Yong Wang(王勇)(@ThomasKing2014)、Jun Cheng: CVE-2017-0404
- C0RE Team の Yuan-Tsung Lo、Tong Lin、Chiachih Wu(@chiachih_wu)、Xuxian Jiang: CVE-2016-8425、CVE-2016-8426、CVE-2016-8449
- C0RE Team の Yuan-Tsung Lo、Yanfeng Wang、Chiachih Wu(@chiachih_wu)、Xuxian Jiang: CVE-2016-8430、CVE-2016-8482
- Tencent Security Platform Department の Yuxiang Li(@Xbalien29): CVE-2017-0395
- Cheetah Mobile Security Research Lab の Zhanpeng Zhao(行之)(@0xr0ot): CVE-2016-8451
また、この公開情報にご協力くださった下記の皆様方にも感謝いたします(敬称略)。
- Alibaba Mobile Security Group の Baozeng Ding、Chengming Yang、Peng Xiao、Ning You、Yang Dong、Chao Yang、Yi Zhang、Yang Song
- Trend Micro の Peter Pi(@heisecode)
- Google の Zubin Mithra
セキュリティ パッチレベル 2017-01-01 の脆弱性の詳細
以下に、パッチレベル 2017-01-01 に該当するセキュリティ脆弱性の各項目の詳細を示します。問題の内容とその重大度の根拠について説明し、CVE、関連する参照先、重大度、更新対象の Google デバイス、更新対象の AOSP バージョン(該当する場合)、報告日を表にまとめています。該当する場合は、バグ ID の欄に、その問題に対処した一般公開されている変更(AOSP の変更の一覧など)へのリンクがあります。複数の変更が同じバグに関係する場合は、バグ ID の後に続く番号で、追加の参照先へのリンクを示します。
c-ares でのリモートコード実行の脆弱性
c-ares にリモートコード実行の脆弱性があるため、攻撃者が特別に細工したリクエストを使用して、権限のないプロセス内で任意のコードを実行するおそれがあります。このライブラリを使用するアプリ内でリモートコード実行が可能となるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2016-5180 | A-32205736 | 高 | すべて | 7.0 | 2016 年 9 月 29 日 |
Framesequence でのリモートコード実行の脆弱性
Framesequence ライブラリにリモートコード実行の脆弱性があるため、攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、権限のないプロセス内で任意のコードを実行するおそれがあります。Framesequence ライブラリを使用するアプリ内でリモートコード実行が可能となるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0382 | A-32338390 | 高 | すべて | 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 21 日 |
フレームワーク API での権限昇格の脆弱性
フレームワーク API に権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによって特権プロセス内で任意のコードが実行されるおそれがあります。サードパーティ アプリが通常はアクセスできない権限に昇格してローカルにアクセスできるようになるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0383 | A-31677614 | 高 | すべて | 7.0、7.1.1 | 2016 年 9 月 21 日 |
オーディオサーバーでの権限昇格の脆弱性
オーディオサーバーに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによって特権プロセス内で任意のコードが実行されるおそれがあります。サードパーティ アプリが通常はアクセスできない権限に昇格してローカルにアクセスできるようになるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0384 | A-32095626 | 高 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 11 日 |
CVE-2017-0385 | A-32585400 | 高 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 11 日 |
libnl での権限昇格の脆弱性
libnl ライブラリに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによって特権プロセス内で任意のコードが実行されるおそれがあります。サードパーティ アプリが通常はアクセスできない権限に昇格してローカルにアクセスできるようになるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0386 | A-32255299 | 高 | すべて | 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 18 日 |
メディアサーバーでの権限昇格の脆弱性
メディアサーバーに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによって特権プロセス内で任意のコードが実行されるおそれがあります。サードパーティ アプリが通常はアクセスできない権限に昇格してローカルにアクセスできるようになるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0387 | A-32660278 | 高 | すべて | 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 11 月 4 日 |
外部ストレージ プロバイダでの情報開示の脆弱性
外部ストレージ プロバイダに情報開示の脆弱性があるため、プライマリ ユーザーが挿入した外部ストレージ SD カードのデータがローカルのセカンダリ ユーザーによって読み取られるおそれがあります。許可を得ずにデータにアクセスできるようになるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0388 | A-32523490 | 高 | すべて | 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | Google 社内 |
コア ネットワーキングでのサービス拒否の脆弱性
コア ネットワーキングにサービス拒否の脆弱性があるため、リモートの攻撃者が特別に細工したネットワーク パケットを使用して、デバイスのハングアップや再起動を引き起こすおそれがあります。リモートでのサービス拒否攻撃のおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0389 | A-31850211 [2] [3] | 高 | すべて | 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 7 月 20 日 |
メディアサーバーでのサービス拒否の脆弱性
メディアサーバーにサービス拒否の脆弱性があるため、リモートの攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、デバイスのハングアップや再起動を引き起こすおそれがあります。リモートでのサービス拒否攻撃のおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0390 | A-31647370 | 高 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 9 月 19 日 |
CVE-2017-0391 | A-32322258 | 高 | すべて | 6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 20 日 |
CVE-2017-0392 | A-32577290 | 高 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 29 日 |
CVE-2017-0393 | A-30436808 | 高 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | Google 社内 |
Telephony でのサービス拒否の脆弱性
Telephony にサービス拒否の脆弱性があるため、リモートの攻撃者がデバイスのハングアップや再起動を引き起こすおそれがあります。リモートでのサービス拒否攻撃のおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0394 | A-31752213 | 高 | すべて | 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 9 月 23 日 |
連絡先での権限昇格の脆弱性
連絡先に権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによって密かに連絡先情報が作成されるおそれがあります。ユーザー操作の要件がローカルで回避される(通常はユーザーの操作や許可が必要となる機能にアクセスできるようになる)ため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0395 | A-32219099 | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 15 日 |
メディアサーバーでの情報開示の脆弱性
メディアサーバーに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルの範囲外のデータにアクセスするおそれがあります。許可を得ずに機密データにアクセスするために利用されるおそれがあるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0381 | A-31607432 | 中 | すべて | 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 9 月 18 日 |
CVE-2017-0396 | A-31781965 | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 9 月 27 日 |
CVE-2017-0397 | A-32377688 | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 21 日 |
オーディオサーバーでの情報開示の脆弱性
オーディオサーバーに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルの範囲外のデータにアクセスするおそれがあります。許可を得ずに機密データにアクセスするために利用されるおそれがあるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0398 | A-32438594 | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 25 日 |
CVE-2017-0398 | A-32635664 | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 25 日 |
CVE-2017-0398 | A-32624850 | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 25 日 |
CVE-2017-0399 | A-32247948 [2] | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 18 日 |
CVE-2017-0400 | A-32584034 [2] | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 25 日 |
CVE-2017-0401 | A-32448258 | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 26 日 |
CVE-2017-0402 | A-32436341 [2] | 中 | すべて | 4.4.4、5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 25 日 |
セキュリティ パッチレベル 2017-01-05 の脆弱性の詳細
以下に、パッチレベル 2017-01-05 に該当するセキュリティ脆弱性の各項目の詳細を示します。問題の内容とその重大度の根拠について説明し、CVE、関連する参照先、重大度、更新対象の Google デバイス、更新対象の AOSP バージョン(該当する場合)、報告日を表にまとめています。該当する場合は、バグ ID の欄に、その問題に対処した一般公開されている変更(AOSP の変更の一覧など)へのリンクがあります。複数の変更が同じバグに関係する場合は、バグ ID の後に続く番号で、追加の参照先へのリンクを示します。
カーネル メモリ サブシステムでの権限昇格の脆弱性
カーネル メモリ サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。ローカルでの永久的なデバイスの侵害につながるおそれがあり、デバイスを修復するにはオペレーティング システムの書き換えが必要になる可能性があるため、この問題は「重大」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2015-3288 | A-32460277 アップストリーム カーネル |
重大 | Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Android One、Pixel C、Nexus Player、Pixel、Pixel XL | 2015 年 7 月 9 日 |
Qualcomm ブートローダーでの権限昇格の脆弱性
Qualcomm ブートローダーに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。ローカルでの永久的なデバイスの侵害につながるおそれがあり、デバイスを修復するにはオペレーティング システムの書き換えが必要になる可能性があるため、この問題は「重大」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8422 | A-31471220 QC-CR#979426 |
重大 | Nexus 6、Nexus 6P、Pixel、Pixel XL | 2016 年 7 月 22 日 |
CVE-2016-8423 | A-31399736 QC-CR#1000546 |
重大 | Nexus 6P、Pixel、Pixel XL | 2016 年 8 月 24 日 |
カーネル ファイル システムでの権限昇格の脆弱性
カーネル ファイル システムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。ローカルでの永久的なデバイスの侵害につながるおそれがあり、デバイスを修復するにはオペレーティング システムの書き換えが必要になる可能性があるため、この問題は「重大」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2015-5706 | A-32289301 アップストリーム カーネル |
重大 | なし* | 2016 年 8 月 1 日 |
* Android 7.0 以降が搭載されたサポート対象の Google デバイスにおいて、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。
NVIDIA GPU ドライバでの権限昇格の脆弱性
NVIDIA GPU ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。ローカルでの永久的なデバイスの侵害につながるおそれがあり、デバイスを修復するにはオペレーティング システムの書き換えが必要になる可能性があるため、この問題は「重大」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8424 | A-31606947* N-CVE-2016-8424 |
重大 | Nexus 9 | 2016 年 9 月 17 日 |
CVE-2016-8425 | A-31797770* N-CVE-2016-8425 |
重大 | Nexus 9 | 2016 年 9 月 28 日 |
CVE-2016-8426 | A-31799206* N-CVE-2016-8426 |
重大 | Nexus 9 | 2016 年 9 月 28 日 |
CVE-2016-8482 | A-31799863* N-CVE-2016-8482 |
重大 | Nexus 9 | 2016 年 9 月 28 日 |
CVE-2016-8427 | A-31799885* N-CVE-2016-8427 |
重大 | Nexus 9 | 2016 年 9 月 28 日 |
CVE-2016-8428 | A-31993456* N-CVE-2016-8428 |
重大 | Nexus 9 | 2016 年 10 月 6 日 |
CVE-2016-8429 | A-32160775* N-CVE-2016-8429 |
重大 | Nexus 9 | 2016 年 10 月 13 日 |
CVE-2016-8430 | A-32225180* N-CVE-2016-8430 |
重大 | Nexus 9 | 2016 年 10 月 17 日 |
CVE-2016-8431 | A-32402179* N-CVE-2016-8431 |
重大 | Pixel C | 2016 年 10 月 25 日 |
CVE-2016-8432 | A-32447738* N-CVE-2016-8432 |
重大 | Pixel C | 2016 年 10 月 26 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
MediaTek ドライバでの権限昇格の脆弱性
MediaTek ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。ローカルでの永久的なデバイスの侵害につながるおそれがあり、デバイスを修復するにはオペレーティング システムの書き換えが必要になる可能性があるため、この問題は「重大」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8433 | A-31750190* MT-ALPS02974192 |
重大 | なし** | 2016 年 9 月 24 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
** Android 7.0 以降が搭載されたサポート対象の Google デバイスにおいて、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。
Qualcomm GPU ドライバでの権限昇格の脆弱性
Qualcomm GPU ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。ローカルでの永久的なデバイスの侵害につながるおそれがあり、デバイスを修復するにはオペレーティング システムの書き換えが必要になる可能性があるため、この問題は「重大」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8434 | A-32125137 QC-CR#1081855 |
重大 | Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Android One | 2016 年 10 月 12 日 |
NVIDIA GPU ドライバでの権限昇格の脆弱性
NVIDIA GPU ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。ローカルでの永久的なデバイスの侵害につながるおそれがあり、デバイスを修復するにはオペレーティング システムの書き換えが必要になる可能性があるため、この問題は「重大」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8435 | A-32700935* N-CVE-2016-8435 |
重大 | Pixel C | 2016 年 11 月 7 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
Qualcomm ビデオドライバでの権限昇格の脆弱性
Qualcomm ビデオドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。ローカルでの永久的なデバイスの侵害につながるおそれがあり、デバイスを修復するにはオペレーティング システムの書き換えが必要になる可能性があるため、この問題は「重大」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8436 | A-32450261 QC-CR#1007860 |
重大 | なし* | 2016 年 10 月 13 日 |
* Android 7.0 以降が搭載されたサポート対象の Google デバイスにおいて、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。
Qualcomm コンポーネントでの脆弱性
Qualcomm コンポーネントに影響する脆弱性は次のとおりです。詳細については、Qualcomm AMSS の 2015 年 11 月、2016 年 8 月、2016 年 9 月、2016 年 10 月のセキュリティに関する公開情報をご覧ください。
CVE | 参照 | 重大度* | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8438 | A-31624565** | 重大 | なし*** | Qualcomm 社内 |
CVE-2016-8442 | A-31625910** | 重大 | なし*** | Qualcomm 社内 |
CVE-2016-8443 | A-32576499** | 重大 | なし*** | Qualcomm 社内 |
CVE-2016-8437 | A-31623057** | 高 | なし*** | Qualcomm 社内 |
CVE-2016-8439 | A-31625204** | 高 | なし*** | Qualcomm 社内 |
CVE-2016-8440 | A-31625306** | 高 | なし*** | Qualcomm 社内 |
CVE-2016-8441 | A-31625904** | 高 | なし*** | Qualcomm 社内 |
CVE-2016-8398 | A-31548486** | 高 | Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Android One | Qualcomm 社内 |
CVE-2016-8459 | A-32577972** | 高 | なし*** | Qualcomm 社内 |
CVE-2016-5080 | A-31115235** | 中 | Nexus 5X | Qualcomm 社内 |
* この一連の問題の重大度はベンダーが決定したものです。
** この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
*** Android 7.0 以降が搭載されたサポート対象の Google デバイスにおいて、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。
Qualcomm カメラでの権限昇格の脆弱性
Qualcomm カメラに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8412 | A-31225246 QC-CR#1071891 |
高 | Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Android One、Pixel、Pixel XL | 2016 年 8 月 26 日 |
CVE-2016-8444 | A-31243641* QC-CR#1074310 |
高 | Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P | 2016 年 8 月 26 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
MediaTek コンポーネントでの権限昇格の脆弱性
サーマル ドライバやビデオドライバなどの MediaTek コンポーネントに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8445 | A-31747590* MT-ALPS02968983 |
高 | なし** | 2016 年 9 月 25 日 |
CVE-2016-8446 | A-31747749* MT-ALPS02968909 |
高 | なし** | 2016 年 9 月 25 日 |
CVE-2016-8447 | A-31749463* MT-ALPS02968886 |
高 | なし** | 2016 年 9 月 25 日 |
CVE-2016-8448 | A-31791148* MT-ALPS02982181 |
高 | なし** | 2016 年 9 月 28 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
** Android 7.0 以降が搭載されたサポート対象の Google デバイスにおいて、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。
Qualcomm Wi-Fi ドライバでの権限昇格の脆弱性
Qualcomm Wi-Fi ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8415 | A-31750554 QC-CR#1079596 |
高 | Nexus 5X、Pixel、Pixel XL | 2016 年 9 月 26 日 |
NVIDIA GPU ドライバでの権限昇格の脆弱性
NVIDIA GPU ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8449 | A-31798848* N-CVE-2016-8449 |
高 | Nexus 9 | 2016 年 9 月 28 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
Qualcomm サウンド ドライバでの権限昇格の脆弱性
Qualcomm サウンド ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8450 | A-32450563 QC-CR#880388 |
高 | Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Android One | 2016 年 10 月 13 日 |
Synaptics タッチスクリーン ドライバでの権限昇格の脆弱性
Synaptics タッチスクリーン ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8451 | A-32178033* | 高 | なし** | 2016 年 10 月 13 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
** Android 7.0 以降が搭載されたサポート対象の Google デバイスにおいて、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。
カーネル セキュリティ サブシステムでの権限昇格の脆弱性
カーネル セキュリティ サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-7042 | A-32178986 アップストリーム カーネル |
高 | Pixel C | 2016 年 10 月 14 日 |
カーネル パフォーマンス サブシステムでの権限昇格の脆弱性
カーネル パフォーマンス サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2017-0403 | A-32402548* | 高 | Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Android One、Pixel C、Nexus Player、Pixel、Pixel XL | 2016 年 10 月 25 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
カーネル サウンド サブシステムでの権限昇格の脆弱性
カーネル サウンド サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2017-0404 | A-32510733* | 高 | Nexus 5X、Nexus 6P、Nexus 9、Pixel C、Nexus Player、Pixel、Pixel XL | 2016 年 10 月 27 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
Qualcomm Wi-Fi ドライバでの権限昇格の脆弱性
Qualcomm Wi-Fi ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8452 | A-32506396 QC-CR#1050323 |
高 | Nexus 5X、Android One、Pixel、Pixel XL | 2016 年 10 月 28 日 |
Qualcomm ラジオドライバでの権限昇格の脆弱性
Qualcomm ラジオドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-5345 | A-32639452 QC-CR#1079713 |
高 | Android One | 2015 年 11 月 3 日 |
カーネル プロファイリング サブシステムでの権限昇格の脆弱性
カーネル プロファイリング サブシステムに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-9754 | A-32659848 アップストリーム カーネル |
高 | Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Android One、Pixel C、Nexus Player | 2016 年 11 月 4 日 |
Broadcom Wi-Fi ドライバでの権限昇格の脆弱性
Broadcom Wi-Fi ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8453 | A-24739315* B-RB#73392 |
高 | Nexus 6 | Google 社内 |
CVE-2016-8454 | A-32174590* B-RB#107142 |
高 | Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Pixel C、Nexus Player | 2016 年 10 月 14 日 |
CVE-2016-8455 | A-32219121* B-RB#106311 |
高 | Nexus 6P | 2016 年 10 月 15 日 |
CVE-2016-8456 | A-32219255* B-RB#105580 |
高 | Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Pixel C、Nexus Player | 2016 年 10 月 15 日 |
CVE-2016-8457 | A-32219453* B-RB#106116 |
高 | Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Pixel C | 2016 年 10 月 15 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
Synaptics タッチスクリーン ドライバでの権限昇格の脆弱性
Synaptics タッチスクリーン ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8458 | A-31968442* | 高 | Nexus 5X、Nexus 6P、Nexus 9、Android One、Pixel、Pixel XL | Google 社内 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
NVIDIA ビデオドライバでの情報開示の脆弱性
NVIDIA ビデオドライバに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルの範囲外のデータにアクセスするおそれがあります。ユーザーの明示的な許可を得ずに機密データにアクセスするために利用されるおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8460 | A-31668540* N-CVE-2016-8460 |
高 | Nexus 9 | 2016 年 9 月 21 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
ブートローダーでの情報開示の脆弱性
ブートローダーに情報開示の脆弱性があるため、ローカルの攻撃者が権限レベルの範囲外のデータにアクセスするおそれがあります。機密データへのアクセスに利用されるおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8461 | A-32369621* | 高 | Nexus 9、Pixel、Pixel XL | 2016 年 10 月 21 日 |
CVE-2016-8462 | A-32510383* | 高 | Pixel、Pixel XL | 2016 年 10 月 27 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
Qualcomm FUSE ファイル システムでのサービス拒否の脆弱性
Qualcomm FUSE ファイル システムにサービス拒否の脆弱性があるため、リモートの攻撃者が特別に細工したファイルを使用して、デバイスのハングアップや再起動を引き起こすおそれがあります。リモートでのサービス拒否攻撃のおそれがあるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8463 | A-30786860 QC-CR#586855 |
高 | なし* | 2014 年 1 月 3 日 |
* Android 7.0 以降が搭載されたサポート対象の Google デバイスにおいて、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。
ブートローダーでのサービス拒否の脆弱性
ブートローダーにサービス拒否の脆弱性があるため、攻撃者が永久的なローカルのサービス拒否を引き起こすおそれがあり、デバイスを修復するにはオペレーティング システムの書き換えが必要になる可能性があります。永久的なローカルでのサービス拒否攻撃が可能になるため、この問題の重大度は「高」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8467 | A-30308784* | 高 | Nexus 6、Nexus 6P | 2016 年 6 月 29 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
Broadcom Wi-Fi ドライバでの権限昇格の脆弱性
Broadcom Wi-Fi ドライバに権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによってカーネル内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であり、現在のプラットフォーム構成によってリスクが軽減されているため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8464 | A-29000183* B-RB#106314 |
中 | Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Pixel C、Nexus Player | 2016 年 5 月 26 日 |
CVE-2016-8466 | A-31822524* B-RB#105268 |
中 | Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Pixel C、Nexus Player | 2016 年 9 月 28 日 |
CVE-2016-8465 | A-32474971* B-RB#106053 |
中 | Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Pixel C、Nexus Player | 2016 年 10 月 27 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
Binder での権限昇格の脆弱性
Binder に権限昇格の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリによって特権プロセス内で任意のコードが実行されるおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であり、現在のプラットフォーム構成によってリスクが軽減されているため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8468 | A-32394425* | 中 | Pixel C、Pixel、Pixel XL | Google 社内 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
NVIDIA カメラドライバでの情報開示の脆弱性
NVIDIA カメラドライバに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルの範囲外のデータにアクセスするおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8469 | A-31351206* N-CVE-2016-8469 |
中 | Nexus 9 | 2016 年 9 月 7 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
MediaTek ドライバでの情報開示の脆弱性
MediaTek ドライバに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルの範囲外のデータにアクセスするおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8470 | A-31528889* MT-ALPS02961395 |
中 | なし** | 2016 年 9 月 15 日 |
CVE-2016-8471 | A-31528890* MT-ALPS02961380 |
中 | なし** | 2016 年 9 月 15 日 |
CVE-2016-8472 | A-31531758* MT-ALPS02961384 |
中 | なし** | 2016 年 9 月 15 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
** Android 7.0 以降が搭載されたサポート対象の Google デバイスにおいて、適用できるすべてのアップデートがインストールされている場合は、この脆弱性が悪用されることはありません。
STMicroelectronics ドライバでの情報開示の脆弱性
STMicroelectronics ドライバに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルの範囲外のデータにアクセスするおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8473 | A-31795790* | 中 | Nexus 5X、Nexus 6P | 2016 年 9 月 28 日 |
CVE-2016-8474 | A-31799972* | 中 | Nexus 5X、Nexus 6P | 2016 年 9 月 28 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
Qualcomm オーディオ ポスト プロセッサでの情報開示の脆弱性
Qualcomm オーディオ ポスト プロセッサに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルの範囲外のデータにアクセスするおそれがあります。許可を得ずに機密データにアクセスするために利用されるおそれがあるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 更新対象の AOSP バージョン | 報告日 |
---|---|---|---|---|---|
CVE-2017-0399 | A-32588756 [2] | 中 | すべて | 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 18 日 |
CVE-2017-0400 | A-32438598 [2] | 中 | すべて | 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 25 日 |
CVE-2017-0401 | A-32588016 | 中 | すべて | 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 26 日 |
CVE-2017-0402 | A-32588352 [2] | 中 | すべて | 5.0.2、5.1.1、6.0、6.0.1、7.0、7.1.1 | 2016 年 10 月 25 日 |
HTC 入力ドライバでの情報開示の脆弱性
HTC 入力ドライバに情報開示の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリが権限レベルの範囲外のデータにアクセスするおそれがあります。最初に特権プロセスへの侵入が必要であるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2016-8475 | A-32591129* | 中 | Pixel、Pixel XL | 2016 年 10 月 30 日 |
* この問題に対するパッチは公開されていません。アップデートは Google デベロッパー サイトから入手できる最新の Nexus デバイス用バイナリ ドライバに含まれています。
カーネル ファイル システムでのサービス拒否の脆弱性
カーネル ファイル システムにサービス拒否の脆弱性があるため、悪意のあるローカルアプリがデバイスのハングアップや再起動を引き起こすおそれがあります。一時的なサービス拒否攻撃であり、出荷時設定にリセットすることで修正できるため、この問題の重大度は「中」と判断されています。
CVE | 参照 | 重大度 | 更新対象の Google デバイス | 報告日 |
---|---|---|---|---|
CVE-2014-9420 | A-32477499 アップストリーム カーネル |
中 | Pixel C | 2014 年 12 月 15 日 |
一般的な質問と回答
上記の公開情報に対する一般的な質問とその回答は以下のとおりです。
1. 上記の問題に対処するようにデバイスが更新されているかどうかを確かめるには、どうすればよいですか?
デバイスのセキュリティ パッチレベルを確認する方法については、Pixel と Nexus のアップデート スケジュールに関するページに記載されている手順をご覧ください。
- セキュリティ パッチレベル 2017-01-01 以降では、セキュリティ パッチレベル 2017-01-01 に関連するすべての問題に対処しています。
- セキュリティ パッチレベル 2017-01-05 以降では、セキュリティ パッチレベル 2017-01-05、およびそれ以前のすべてのパッチレベルに関連するすべての問題に対処しています。
このアップデートを組み込んだデバイス メーカーは、パッチレベル文字列を以下に設定する必要があります。
- [ro.build.version.security_patch]:[2017-01-01]
- [ro.build.version.security_patch]:[2017-01-05]
2. この公開情報に 2 つのセキュリティ パッチレベルがあるのはなぜですか?
この公開情報では、2 つのセキュリティ パッチレベルを定義しています。これは、すべての Android デバイスにまたがる同様の脆弱性をひとまとめにして、Android パートナーが迅速かつ柔軟に修正できるようにするためです。Android パートナーには、この公開情報に掲載されている問題をすべて修正し、最新のセキュリティ パッチレベルを使用することが推奨されています。
- 2017 年 1 月 1 日のセキュリティ パッチレベルを使用するデバイスには、そのセキュリティ パッチレベルに関連するすべての問題と、それ以前のセキュリティに関する公開情報で報告されたすべての問題の修正を組み込む必要があります。
- 2017 年 1 月 5 日以降のセキュリティ パッチレベルを使用するデバイスには、今回(およびそれ以前)のセキュリティに関する公開情報に掲載された、該当するすべてのパッチを組み込む必要があります。
パートナーには、対処するすべての問題の修正を 1 つのアップデートにまとめて提供することが推奨されています。
3. 各問題の影響を受ける Google デバイスを判断するにはどうすればよいですか?
2017-01-01 と 2017-01-05 のセキュリティの脆弱性の詳細に関するセクションで、各表中の「更新対象の Google デバイス」列に、その問題の影響を受ける、更新対象の Google デバイスの種類を記載しています。この列の記載は次のいずれかです。
- すべての Google デバイス: 問題がすべてのデバイス(Pixel デバイスを含む)に影響を与える場合、表の「更新対象の Google デバイス」列には「すべて」と記載されます。「すべて」にはサポート対象のデバイス(Nexus 5X、Nexus 6、Nexus 6P、Nexus 9、Android One、Nexus Player、Pixel C、Pixel、Pixel XL)が含まれます。
- 一部の Google デバイス: 問題が一部の Google デバイスのみに影響する場合、「更新対象の Google デバイス」列には影響を受ける Google デバイスが記載されます。
- 影響を受ける Google デバイスがない: 最新バージョンの Android を搭載した Google デバイスが問題の影響を受けない場合、表の「更新対象の Google デバイス」列には「なし」と記載されます。
4. 「参照」列の項目はどのような情報に関連付けられていますか?
脆弱性の詳細の表で「参照」列に記載した項目には、その参照番号が属す組織を示す接頭辞を含めている場合があります。各接頭辞の意味は以下のとおりです。
接頭辞 | 参照 |
---|---|
A- | Android バグ ID |
QC- | Qualcomm の参照番号 |
M- | MediaTek の参照番号 |
N- | NVIDIA の参照番号 |
B- | Broadcom の参照番号 |
改訂
- 2017 年 1 月 3 日: 情報公開
- 2017 年 1 月 4 日: 公開情報を改訂し AOSP リンクを追加
- 2017 年 1 月 5 日: AOSP のバージョン番号を 7.1 から 7.1.1 に明記
- 2017 年 1 月 12 日: 重複した CVE-2016-8467 のエントリを削除
- 2017 年 1 月 24 日: CVE-2017-0381 の説明と重大度を更新
- 2017 年 2 月 2 日: CVE-2017-0389 を更新しパッチリンクを追加